e-KENZAIのフローリングに関するエトセトラ
みなさま、こんにちは!
今週のブログも、後藤田が担当いたします。
今回は、皆さまからよくご質問をいただくe-KENZAIのフローリングに関することについて【4項目】ご説明したいと思います。
始めに、すべての内容についてご説明できるわけではないことを予めご了承ください。
このブログに記載がなかった点については、ぜひお問い合わせをしていただきたいと思います。
それでは、最後までご一読いただけますと幸いです。
1.節について
e-KENZAIのフローリングは基本的に「色ムラ・節有」のグレードになります。
フローリング1枚(1820mm)の長さに、割と多めに節が入ります。
※節とは 樹木の成長過程において、枝が幹の中に取り込まれたもののことを指します。
節には、
・生節(いきぶし)
・死節(しにぶし)
があります。
生節は、枝元が生きている間に幹の中に取り込まれた時にできる節で、幹と枝の組織が繋がっている状態です。
一方で死節は、枝が枯れた状態で幹に取り込まれた時にできる節のことです。
死節の中には、ただ単に異物が幹の中に取り込まれたものもあり、先ほどの生節とは異なり、幹人枝の組織は繋がっておらず、
中には節が抜け落ちてしまう場合があります。(抜節 ぬけぶし)
生節は補修をしない場合がありますが、死節はパテ埋め処理をしています。
節が抜け落ちているものは、埋め木処理をします。
補修あとについては次の項目でご説明いたします。
2.補修あとについて
先ほどお伝えしたように、節の部分には補修あとが見られることがあります。
節の部分以外にも、割れがある部分にはパテ埋め処理をしている場合があります。
これはオークフローリングのパテ埋め処理をしている部分のアップ写真です。
こちらのオークフローリングの補修あとについて、お客様からよく「マジックで書いたような線がある」とご連絡をいただきます。
ご安心ください。こちらはマジック線ではございません。パテ埋め処理あとです。
これは同じオークフローリングのパテ埋め処理をしている部分のアップ写真です。
こちらは節の部分の補修になります。
パテ埋め処理に関しては、室内環境の変化により割れが発生する場合があります。
その際には、市販の色味が近いパテ剤(ホームセンターなどで購入可能)で補修をしていただきますようお願い申し上げます。
3.色ムラについて
冒頭でご説明したように、e-KENZAIのフローリングは基本的に「色ムラ・節有」です。
節については先の項目でご説明しましたので、次は色ムラについてご説明いたします。
色ムラとは、読んで字のごとく色のムラのことです。
では、フローリングの色ムラとはなにか。
こちらの写真をご覧ください。
事務所の床に使用しているe-KENZAIのアカシアフローリングです。
アカシアは色ムラが特徴的なので撮影してみました。
白太(白い部分 木材の辺材)と赤身(赤い部分 木材の芯材)とその中間色のコントラストが美しいですね。
これが色ムラです。e-KENZAIではあえてこの色ムラを採用しています。
白い部分で統一したり、赤い部分で統一することはもちろん可能でしょうが、価格はぐんっと上がります。
木材本来の特徴や味を楽しむためには、やはり色ムラがあったほうが良いのではないかと思っております。
おまけにこちらの写真もご覧ください。
ラインナップ一覧の写真です。この写真も色ムラがよく分かるのではないかと思います。いかがでしょうか。
4.塗装について
最後に、フローリングの塗装についてご説明いたします。
e-KENZAIのフローリングには、
・UVウレタン塗装
・OSMOオイル塗装
・無塗装
この3種類がございます。
まずはUVウレタン塗装について。
UVウレタン塗装とは、簡単にいうとフローリングの表面に塗膜を作るコーティングのことです。
ウレタン塗料をUV(紫外線)照射で硬化させ、塗膜を作ります。
メンテナンスの手軽さというメリットがありますが、一方で無垢フローリングの調湿効果を妨げてしまうというデメリットもあります。
次に、OSMOオイル塗装について。
OSMOオイル塗装とは、UVウレタン塗装とは異なり、フローリングの表面に塗膜を作りません。
浸透性のOSMOオイルが内部に染み込んで固まり、塗膜の代わりになります。
こちらは無垢フローリングの調湿効果を保て、本来の質感を感じることができるメリットがありますが、定期的に専用剤でのメンテナンスが必要で少し大変というデメリットもあります。
そして、無塗装について。
読んで字のごとく何も塗装をしていない状態のことを指します。
もちろんそのままでもご使用は可能ですが、木材保護のためにも何らかな塗料で仕上げてご使用いただくことをお勧めします。
いかがでしたでしょうか。
今回はe-KENZAIのフローリングに関するエトセトラをご紹介しました。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
今回ご紹介できなかった点については
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フリーダイヤル:0120-246-440
またはLINE、チャットでもお問い合わせが可能です。
スタッフが丁寧に対応をいたします。
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