問い合わせ
ページ上へ

無垢フローリングの経年変化を徹底比較 noble編

2025-08-22

経年変化って、無垢フローリングだけ…と思っていませんか? 実は複合フローリングにも、時間とともに色や質感が変わっていく楽しみがあります。日差しの入り方や暮らし方によっても、その変化のスピードや表情はさまざま。使い始めのピカピカ感もいいですが、少しずつ味わいが増していく姿も魅力的です。以前はVivid / Vivid Wideシリーズの無垢フローリングの変化をご紹介しましたが、今回は複合フローリング noble編。実際の写真とあわせて、その変化をじっくりご紹介いたします。

 

複合フローリングとは

無垢フローリングは、丸太から切り出した一枚板をそのまま使った、まさに“木そのもの”の床材です。一方、複合フローリングはバームクーヘンのように層になっています。ベースは合板、その上に「挽き板(ひきいた)」と呼ばれる無垢材を薄くスライスした板を張り合わせて仕上げます。この構造によって、無垢材の風合いを持ちながらも、湿度や温度変化による伸び縮みが少なく、反りや割れが起こりにくいというメリットがあります。

e-KENZAIの複合フローリング noble edition では、この挽き板に厚み2mmの天然木材を使用。さらに noble wide では、より贅沢な4mm厚の天然木材を使っています。

見分け方は意外とシンプルで、一枚板そのままが無垢フローリング、それ以外は複合フローリング。構造や特徴を知っておくと、選ぶときの目安にもなります。
そして、そんな複合フローリングにも無垢フローリング同様に経年変化があります。挽き板に使われているのは本物の天然木材なので、光や日々の暮らしの中で色味や質感が少しずつ変化していきます。

複合フローリング 樹種ごとのの経年変化

複合フローリングの経年変化といっても、その変わり方は樹種ごとに本当にさまざまです。今回はそんな経年変化を、実際のサンプル写真とあわせてご紹介します!
使ったのは e-KENZAI フローリングのカットサンプル。1か月間オフィスの窓際に置いて観察してみました。

実験の方法はサンプルの中央より右側をアルミホイルで覆って「Before」に、左側はそのまま光に当てて「After」に。日中はブラインドを開けっぱなし、夜だけ閉めるという条件なので、かなり光を浴び続けた状態です。すべての場所でここまで変わるわけではありません。それぞれの樹種がどんなふうに表情を変えていくのか、ぜひ比べながらお気に入りを見つけてくださいね。

バーチ

バーチ経年変化

もともと明るい色味のため、経年による変化が比較的わかりやすい樹種です。時間とともに少しずつ色が深まっていきます。

アッシュ

アッシュ経年変化

白っぽく爽やかな印象から、徐々に温かみのある色合いへ。暮らしの中でやさしく馴染んでいくきます。

オーク

オーク経年変化

使い込むほどに色味が増し、深みのある表情へと変化します。より落ち着のある印象に。

ウォールナット

ウォールナット経年変化

濃い色味の中では、経年変化は意外とわかりやすい樹種です。徐々に落ち着いたトーンへと馴染み、ビンテージ感のある風合いに育っていきます。

チーク

チーク経年変化

色味や印象の変化が比較的穏やかで、安定感のある樹種です。長く使っても大きく印象が変わりにくいです。

チェリー

チェリー経年変化

変化は緩やかですが、時間とともにわずかに温かみが増しやさしい雰囲気へと育っていきます。

経年変化を楽しむコツ

「経年変化」と聞くと、“なんとなく古くなる=マイナス”というイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも実は、ちょっとした工夫で“劣化”ではなく“味わい”として美しく育てることができるんです。ここでは、そのためのポイントをご紹介します。

表面仕上げに合ったケアが大切

フローリングのメンテナンス方法は、実は樹種よりも仕上げの種類によって変わります。正しいケアをすれば、自然素材のフローリングは年を重ねるごとにどんどん魅力的に。

仕上げ方法には大きく分けて2種類あります。

  • オスモオイル仕上げ

  • UVクリア仕上げ

それぞれの特徴とケア方法を見ていきましょう。

オスモオイル仕上げ

主に複合フローリング「nobleシリーズ」に採用されている仕上げ方法です。

オスモオイル仕上げは、木材に直接オイルを浸透させて守る塗装。
表面に膜を張らないので、木が呼吸を妨げられることなく、質感や手触りが木そのものに近いのが特徴です。

メーカーによってオイルの色味や特性はさまざまですが、e-KENZAIではドイツのオスモ社製を使用。
半年〜1年に一度「ワックスアンドクリーナー」でケアをしてあげると、耐久性や耐水性が高まり、長くきれいに使えます。

 日常のお手入れ方法は、こちらのコラムでも詳しく紹介しています⇩

無垢フローリング(オイル塗装)のメンテナンス方法

UVクリア仕上げ

こちらは紫外線を照射して塗料を硬化させる方法。
表面にしっかり塗膜ができるため、耐久性が高く、ワックスがけの必要がないのがうれしいポイントです。

ただし、オイル仕上げのように傷を自分で削って直すことはできません。さらにオイル系の塗料は浸透しないので重ね塗りはNG。

もっと詳しいメンテナンス方法はこちらのコラムでチェックできます⇩
https://www.e-kenzai.jp/info/column/20230417_urethane

紫外線への配慮

フローリングの経年変化で特に気になるのが「色の変化」ではないでしょうか。
天然木からできているフローリングは、日光に当たることで少しずつ色合いが変わっていきます。樹種によって変化の仕方もさまざまで、色褪せたり、逆に色が濃くなったりすることもあります。

経年変化そのものは避けられませんが、「なるべくきれいに保ちたい」「色の変化を抑えたい」という方は、紫外線対策がおすすめです。

簡単にできる紫外線対策

  • カーテンやブラインドで直射日光を和らげる

  • カーペットやラグを敷くことで、部分的な焼けを防ぐ

  • インテリアの配置を定期的に変えて、同じ部分だけが日焼けしないようにする

少しの工夫で、フローリングの表情を長く楽しむことができます。

さらに詳しい日焼け対策については、こちらの記事でもご紹介しています⇩
https://www.e-kenzai.jp/info/column/20200904sun-protection

経年変化の過程も楽しむ!

 

自然素材ならではの経年変化は、いわゆる「劣化」とは違います。質が落ちるのではなく、時間とともに色や表情が変わり、新品では味わえない深みや個性が生まれていくのです。ひとつとして同じものはない、唯一無二のフローリング。
その変わりゆく過程を楽しむことこそ、自然素材を選ぶ大きな魅力のひとつです

経年変化を活かしたインテリアの楽しみ方

経年変化は「避けるもの」ではなく、「活かすもの」として取り入れるのも素敵です。
あえて自然素材ならではの色の移ろいを楽しみながら、お部屋づくりをしてみるのもおすすめですよ。

木視率高めの空間で楽しむ

木の面積を多めに取り入れたインテリアは、経年変化の魅力が存分に感じられます。
壁や天井、インテリアなどにも木を組み合わせれば時間の経過とともに少しずつ色合いが変わり、空間全体に温かみや奥行きが増していきます。

新品の頃のフレッシュな印象から、年月を重ねて落ち着いた雰囲気へ。その変化こそが、暮らしの中でじっくり味わえる贅沢です!

変化する素材に合わせてコーディネート

経年変化は「素材が勝手に変わってしまうもの」ではなく、「暮らしを彩るスパイス」として楽しめます。
たとえば、フローリングの色味が深まってきたら、照明を少し柔らかいトーンに変えてみる。逆に明るく褪せてきたら、カラフルなファブリックを取り入れてみる。そんな風に、その時々の変化に合わせてインテリアをコーディネートするのもおすすめです。

また、あえて経年変化の差が大きい樹種を選ぶのもひとつの方法。
色が濃くなって重厚感が増すものもあれば、反対にやさしく褪せていくものもあります。素材の変化に合わせて、家具や雑貨を少しずつ変えていくと、暮らしそのものがより豊かに感じられます。

最後に

経年変化は、自然素材ならではの魅力のひとつ。時間とともに変わる色合いや風合いは、決して劣化ではなく、住まいに深みや個性を与えてくれる大切な要素です。

無垢フローリングの経年変化を徹底比較 Vivid・Vivid Wide編も合わせて読んでみてください⇩

「どんな風に変わるのかな?」と気になった方は、ぜひサンプルで実際に触れてみてください。光の当たり方や時間の経過によって、写真では伝わりきらない表情の変化を感じていただけるはずです。お気に入りの樹種を見つけて、経年変化とともに暮らしを楽しんでみませんか?

PlaNavi 住まいの好きを見つけるサイト