無垢フローリングで子どもの心を豊かに育む

2022-06-01

最近では豊かな感性を育む「木育」の一環として、保育園や幼稚園の園舎などに木材を活用する取り組みが増えています

家を建てるなら子どものために無垢フローリングにしたい、と考えている方も多いのではないでしょうか。

「無垢フローリングって子どもにいいのかな？」
「子どもの心が落ち着くって本当？」
「なぜ無垢フローリングの生活が木育になるの？」

など、子どもにとってどのような効果や影響があるのか気になりますよね。そこで今回は、木育につながる無垢フローリングの魅力について詳しく解説していきます。

無垢フローリングが子どもに与えるうれしい効果もわかりますよ。

子どもの木育につながる！無垢フローリングが持つ2つの魅力

「木育」とは、木や木材の触れ合いを通して豊かな感性を育む取り組みです。生活に取り入れることで、木と親しみながら「人と森のつながり」への理解を深めていきます。ここでは、木育につながる無垢フローリングの魅力についてわかりやすくご紹介します。

木材に親しみを持つことが木育の基本です。柔らかく温かみのある感触は、本物の木ならでは。大人も思わず裸足になって歩きたくなりますよね。

無垢フローリングの床に座ったり寝転んだり。子どもは木の良さをからだ全体で感じ取ります。無垢フローリングが生活の中心にあると、「木との触れ合い」を毎日の暮らしで体験できるのです。

木の気持ちよさを肌で感じ取り、「木って気持ちいい」「木が好きだな」という気持ちが体感的に育っていきます。

木材の温かさとやさしさに触れることで、自然や環境問題に対する理解の基礎を育みます。毎日を過ごす家の床が無垢フローリングの場合、木が子どもたちの身近な存在になりますよね。

「なんでいい匂いがするの？」
「うちの床にはなんで模様があるの？」

このような小さな疑問が子どもの好奇心を膨らませます。山や森林に親近感を持ち、自然を強く意識するようになるでしょう。山や森からどのように家の床になっているのか、その過程に興味を持つ子どもも出てくるはずです。

林業や木材産業といった日本の木の文化を学ぶきっかけにもつながります。

外からの刺激を吸収しやすい子どもは、住まいから知らず知らずのうちに影響を受けています。無垢フローリングは体にも心にもやさしいのが特徴。

ここからは、無垢フローリングでの生活が子どもに与える3つの効果についてわかりやすく説明していきます。

木材には「フィトンチッド」と呼ばれるリラックス効果をもたらす成分が含まれています。フィトンチッドにはストレスを緩和したり自律神経を安定させたりする作用があり、体をリフレッシュさせてくれます。

ハイキングで森林を散歩すると、爽やかな香りに包まれて身も心も爽快になりますよね。この森林浴効果をもたらす香りの成分がフィトンチッドです。

心を落ち着かせる効能があるので、木の香りがする寝室で眠ると疲れが取れやすく、快適な睡眠が期待できます。木は製品になっても含まれている水分量が気候に合わせて変化するため、人の肌に近い存在だと言われています。

そのため、木でつくられた無垢フローリングのなめらかな感触は心地よさと安心感を与えてくれるのです。子どもがリラックスできる空間になり、心の状態を安定させてくれます。

小さな子どものいる暮らしでは、「無垢フローリングを傷つけてしまいそう…」と心配になりますよね。生活をしていると、おもちゃを落として床を傷つけてしまうことがあるかもしれません。しかし、この経験は子どもがものへの思いやりを学ぶ機会となるのです。

「おもちゃは投げないでそっと置いてみよう」
「お茶碗を落とさないように運ぼう」

ちょっとした毎日の行動が、床だけでなく食器やおもちゃなどにも愛着を生み、ものを大切にする心を育みます。

子どもはにおいを嗅いだり手や足で感触を確かめたりしながら五感を働かせています。しっかり五感を駆使して発達させることが脳の活性化につながります。

天然の木のいい香り、木目の美しさと豊かな表情、触れたときの温かさ。子どもは無垢フローリングで生活をしながら、視覚だけでなく嗅覚や触覚などの五感を鍛えているのです。

好奇心旺盛な子どもは、木目の違いにも気づくかもしれません。こんな発見も天然素材ならではですよね。

無垢フローリングの特性が子どもの感性を育む手助けをしてくれます。

子どもに自然の恵みを与えてくれる無垢フローリングは、創造力を養い自然への好奇心を高めてくれる効果が期待できます。無垢フローリングはなめらかで温かみのある感触です。木の心地よさを肌で感じながら、体も心もリラックスできますよ。

子どもが安心感に包まれてじっくり遊べる環境を整えたいですね。