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大工さんに学ぶ!無垢フローリングの貼り方7ステップ【写真つき】

2021-03-16

こんにちは!e-KENZAI Tokyo スタッフの杉原です。

今回は「大工さんから学ぶ!無垢フローリングの貼り方◎ステップ」と題して、私が大工さんから学んだ無垢フローリングの貼り方を紹介します。

最近「DIY」としてご自身でリノベーションされる方も増えてきていますが、やはり「床」だけは失敗できないですよね……。そこで今回は、実際にプロが行っている準備や施工手順をお教えします!フローリング施工に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

準備は念入りに!無垢フローリング施工で必要な4つのステップ【準備編】

まずはじめに、施工前の準備についてお伝えします。準備には「部屋のチェック」と「必要工具の準備」の2つの工程があります。

1.部屋をチェックして材料を発注しよう!

まず第一に、部屋の状況を確認します。このときに大切なのは、部屋の広さだけでなく「現場状況」も押さえることです。どんな床材を使っているか、施工と干渉するものはないかなど、細かくチェックしましょう。

しかし多くの方は「どんなことをチェックすればいいか、わからない…」と少し困ってしまうのではないでしょうか?そんなときは以下のチェック項目に沿って確認するといいですよ!

《チェック項目》

□ 厚さ:下地作成・調整の為、既存床の厚さを確認
下地の厚さを決める、ドア等に干渉しないか
□ 下地:たわみ、破損がある
補強が必要
□ 仕様:コンクリートスラブに直接貼っている場合など
専用のフローリング選定が必要

注意点① 巾木について
ここで注意が必要なのは「巾木」です。巾木とは、壁と床材のとりあいをカバーする仕上げ材。この巾木がきちんと剥がせるか、事前に確認しましょう。

巾木は、壁の下地材に接着剤と隠し釘(細いピンネイル)で打ち込まれていることが多く、基本的に外すことが出来ます。ただし今回は、既存の仕上げ(クロス)が剥がれる可能性があるので、巾木は外さずにそのまま残しました。

このように状況に合わせて、撤去範囲を決めましょう。

注意点② 必要な数量の決定方法
数量を決定する際に必要なのは「部屋の広さ」の情報です。施工する部屋の縦と横をスケールで測り、その数を掛けて「平米」を算出しましょう。実際に発注する際は「ロス分5%」を含めて発注が必要です。発注の計算方法は、以下を参考にしてみてくださいね。

例)

部屋の大きさ    :4.55m x 5m      = 22.75㎡
フローリングの入数 :22.75㎡ ÷ 1.638㎡/箱 = 13.8箱
ロス分       :5%           = 14.49箱 =15箱

2.必要な工具を揃えよう!

無垢フローリングでよく使用する「工具」について紹介します。なお工具は、現場状況によって異なりますので、ご自身でカスタマイズしてみてください!

□えんぴつ
□スケール(巻き尺)
□バール
□金槌
□フローリングネイル(ビス代用可能―電動ドライバー等も)
□ネイルポンチ
□ドリル
□ヤスリ
□のこぎり(電動丸ノコなど)

またフローリングをカットするときに、ほこりが舞ってしまいます。室内の清掃が大変な場合は、養生材やマスキングテープを用意することをオススメします。

3.貼り方イメージを決定する

フローリングには、「乱尺貼り」と「定尺貼り」の2種類の方法があります。施工前にフローリングの貼り方をイメージしましょう。

《乱尺貼り》

ランダムにフローリングをつなぐ貼り方。
カットした材を次の列で使用するので、ロスも少なくなります。

《定尺貼り》

つなぎ目を合わせた貼り方。
1本ごとに線が整いリズム感があります。

「コストを抑えたい」や「できるだけ手間を省きたい」と考えている方には、ロスの少ない「定尺貼り」がオススメです。そのため今回は、定尺貼りで解説していきます!

4.無垢フローリングが届いたら、すぐさまチェック!

商品の到着後は外装のチェックを行いましょう。外装にキズや破損があった場合、配送ドライバーや購入業者に連絡し、必要に応じて商品交換を依頼してください。またフローリングは重たいので、室内に運ぶ際は台車などを使うとよいでしょう。いっきに運ばず、バラして運ぶのもオススメです。

《サイズや重さについて》参考:Vivid Wide

Vivid Wide
大きさ:12cm(縦)x13cm(横)x183cm(長さ)位
重さ :16Kg弱
形状 :細長く段ボールで梱包

少し重いので、周囲に十分注意して運びましょう。
重いと感じたら梱包を外し、重量を調整しながら運んでください。

いざ施工!プロが行う3ステップを解説!【施工編】

今回の作業は「畳の撤去とフローリングの施工」です。そのため以下のステップで、作業を進めていきます。

① 和室の畳を剥がす
② 下地をつくる
③ フローリングを貼る

※①、②の合板下地までは、大工さんにお願いしてあります。

5. 和室の畳を剥がす

赤と黒の工具(バール)を使って、テコの原理で畳をめくり上げました。

この上にフローリングを貼るための「下地」を作ります。

6.下地をつくる

断熱と補強の為、下地を作成します。

合板下地は完成しました!

7.フローリングを貼る

ここからDIYで無垢フローリングを貼っていきます。
今回は私、杉原が挑戦!大工さんにご指導いただきながら作業しました。

《貼り始め》
襖の敷居があり早速カット。指金(さしがね)を使い、カット部にえんぴつで印をつけて丸ノコでカット。

《接着剤の塗り方》
フローリングを裏返して塗り、床に接着します。
※接着剤を大量に塗る必要はありません(5~6ミリ程度の太さで十分です。)
※フローリングに塗れば、はみ出しや他部分への接着剤塗布を防ぐことが出来ます。

断面・裏面でみるとこんな感じです。

《DIYをイメージし釘で施工》
接着後、雄実部より斜め45度で既存床に釘打ちします。
次のフローリングの雌実がきちんと収まるようにポンチ等でしっかりと釘打ちしてください。

感想

・下穴をドリルで開けてから、釘・ビスを打つと作業がスムーズに進みました。
・「貼り始め」「貼り終わり」「細部」は接着剤で貼付けるか隠し釘等で施工。

《壁際等の隙間》
壁から5~7mm程度の隙間をあけましょう。
無垢フローリングが収縮した時の逃げ道を確保するためです。

既存の巾木を外さない場合も隙間は作ってください。

《二列目》
同様に繰り返していきますが、フローリングの間にスペーサーを挟みます。

スペーサーを使用する理由については、下記ブログをご参考ください↓
無垢フローリングの施工、スペーサーは必要?

《最後のフローリング》
縦に細長くカットをしました。

《完成》
無事にフローリングを施工出来ました!

まとめ

大工さんにご指導いただきDIYに挑戦して思いましたが、フローリングの施工は達成感に包まれますね!範囲が広いと重労働になりますが、その分床に対する愛着が増します。セルフリノベーションを検討されている方は、ぜひフローリングのDIYも挑戦してみてください!

最後になりましたが、今回使用した材料と数量はこちらの通りです。ご参考までに!

▼使用材料

Vivid Wide ラスティック・バーチ(UV)

▼施工概要

施工範囲:            6畳
フローリング材:      12cm(幅)x1、820cm(長さ)のバーチ材 7箱
参加者:              大工さん1名、DIY初心者2名
所要時間:            約半日(~下地の作成は別)

DIYの実例として、こちらもご紹介いたします。
DIY初心者と言いながら、一人で施工し綺麗に仕上がっています。
ただただ、凄いなぁ~と思います。

Youtuberのマッスルおきちゃん
「【無垢アカシア】ど素人が40㎡もDIYでフローリング施工した!重ね貼り。」

是非、ご参考いただければ幸いです!

e-KENZAI Tokyo(東京ショールーム)スタッフ杉原でした。

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