【初めての無垢フローリング①】無垢フローリングとは?

「無垢フローリング」という言葉を聞いたことはあっても、「具体的に何が他と違うの?」「どんなメリット・デメリットがあるの?」と感じる方は少なくないのではないでしょうか。
ここでは、無垢フローリングの定義から、樹種の違い、メリット・デメリット、さらに暮らしにどう活かせるかまでを丁寧にご紹介します。床材選びの参考にしていただければ幸いです。
そもそも無垢フローリングとは?
「無垢フローリング」という言葉を耳にしたことがあっても、「一般的なフローリングとどう違うの?」「手入れは大変?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
無垢フローリングとは、天然木を一枚の板として削り出した床材のことです。合板などを貼り合わせた複合フローリングとは異なり、木そのものの質感や温もりをダイレクトに感じられるのが特徴です。
自然素材のやさしさや、経年変化を楽しめる点から、最近ではリノベーションや新築住宅でも注目されています。

無垢フローリング 種類と特徴
無垢フローリングと一口に言っても、その表情・感触・使い勝手は「樹種」によって大きく変わります。木材はおおまかに「広葉樹(ハードウッド)」と「針葉樹(ソフトウッド)」に分類され、それぞれに特徴があります。
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広葉樹:硬くて耐久性が高いものが多く、木目の表情も豊か。たとえばオーク、ウォールナット、チェリーなど。
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針葉樹:軽くて柔らかい感触のものが多く、温かみのある雰囲気を出しやすい。たとえば杉・ひのきなど。
例えば、床に「裸足で過ごす」「子どもがいる」「床暖房を使いたい」といった条件を考えると、硬さ・厚み・仕上げの種類などを 樹種選びの観点から検討することが大切です。
「見た目が好き!」という理由だけで選ぶより、「自分や家族のライフスタイルに合っているか」をチェックした方が良いと記しています。
たとえばお子さまが7歳というご家庭であれば、「多少の傷・凹みが出ても補修がきくか」「滑りやすくないか」「床暖房・子どもの遊び場として安全か」なども視野に入れると良いでしょう。

無垢フローリング メリット
無垢フローリングには、天然木ならではの魅力が多くあります。ここでは代表的な3つを挙げ、それぞれ少し掘り下げて解説します。
①夏はひんやり、冬は暖かい踏み心地
木材は金属やタイルなどに比べて「熱伝導率」が低いため、夏場はひんやり、冬場は暖かみを感じやすい床になります。たとえば、お子さまが裸足で遊ぶご家庭や、リビング・ダイニングで家族が過ごす時間が長いご家庭では、「素足でも快適」に過ごせるというのは大きな利点です。
また、特に寒冷地では「冷えた床で裸足は辛い」という声もありますが、無垢フローリングではこの点が緩和される可能性があります。
②調湿効果で快適な暮らし!
天然の木材は、湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥している時には湿気を吐き出す「呼吸する素材」です。
そのため、室内の湿度が乱れがちな梅雨時期や乾燥しがちな冬場でも、木による自然の調湿作用が期待できます。
ご家庭で言えば、例えば「子どもがいる」「自然素材の家具や床を使ってインテリアにこだわりたい」「カフェ風の雰囲気にしたい」といった場合、この“木のもつ調湿性能”は、高級感だけでなく機能性という点でもメリットになります。
③木材本来の質感が生み出す特別な空間
無垢フローリングは一枚板だからこそ、木目・節・色味・素材感にバラエティがあります。当然ですが、同じ木目は一つも無く唯一無二の風合いが感じられます。また経年変化により年月が経つにつれて味わいが深まります。
インテリアとしても「毎日過ごす場所だからこそ、少しだけ特別に」という思いがあるなら、無垢材の“変化を楽しむ”という要素は大きな魅力。
さらに、例えばカフェ風キッチン・カウンターを含むLDK空間をイメージされているなら、無垢材の温もり・風合いが「雰囲気作り」の重要ポイントになります。特別な装飾は必要なく、無垢フローリングだけでも十分にインテリア性を高めることができるのも良いですよね。
さらに詳しく経年変化については、こちらのブログもチェックしてみてください↓
無垢フローリング デメリット
無垢フローリング デメリットで検索するとネガティヴな内容が目に飛び込んできますが、実際はどうなのでしょうか?
ここでは木材が本来持っている性質や特徴を分かりやすく解説していきます!
①伸び縮みが起こる
木材は調湿効果があり、が湿気を吸収し、逆に乾燥した日には湿気を吐き出してくれます。しかし、それにより無垢フローリングに伸縮がおこります。
冬:湿度が低い→木材が乾燥する→収縮
無垢フローリングに伸縮が起こることで、フローリングの隙間の大きさにも変化がおこります。

【隙間は防止できる?】
●エアコンやヒーターの風が直接床面に当たらないようにする
●冬場の湿度は40%〜60%になるよう加湿器等で調節する
木材は呼吸しているので、完全に防ぐことは難しいですが日々の生活の中でほんの少し工夫するだけで軽減できます。
無垢フローリングの隙間については、こちらのYouTube動画もご覧ください↓
②オイル仕上げの場合、メンテナンスが必要
無垢フローリング=メンテナンスが必要というイメージをお持ちの方も多いかと思います。しかし、仕上げの方法によってメンテナンスが変わる為、無垢フローリング=メンテナンスが必要というわけではありません。
e-KENZAIでは主にUVウレタン仕上げとオイル仕上げがあります(一部無塗装の樹種もあります)。
オイル仕上げ→ワックスなどの定期的なメンテナンスが必要
しかし、オイル仕上げの場合、傷が出来たり汚れてしまった場合は、補修することが出来るので、手を掛ければ長く綺麗な状態を維持できるというメリットもあります!
補修の仕方については、こちらのブログを参考にしてみてください!
無垢フローリングを選ぶときのポイント
無垢フローリングをより後悔なく導入するための 暮らし視点のチェックポイントを紹介します。
ライフスタイルとの整合性
お子さまがいるご家庭、ペットがいるご家庭、頻繁に来客があるご家庭、裸足で過ごす時間が長いご家庭など、それぞれ床に求める条件は異なります。例えば、「滑りやすさ」「傷のつきやすさ」「メンテナンスの手間」なども含めて「無垢材が本当に合っているか」を考えましょう。
仕上げ方法の確認
前述の通り、仕上げがオイルなのかウレタンなのかで維持管理が変わります。キッチン近くなど水がかかりやすい場所や、ダイニングチェアなどが頻繁に動く場所では、保護性能を重視するのも一案です。
樹種・幅・色味・板幅の選定
木の種類(オーク、チェリー、アカシアなど)、幅(90mm、120mm、150mm以上)、色味(ホワイト系、ブラウン系、レッド系)など、空間の印象に与える影響が大きいです。カフェ風インテリアを意図されているなら、木の色味・板幅をインテリアの雰囲気に合わせて選ぶと統一感がでます。
サンプル確認・触り心地をチェック
元記事でも「サンプル請求して触り心地なども確かめてみてください!」と促しています。 実際に素足で触ってみたり、椅子を引いたときの音・動き・滑り具合なども確認することをおすすめします。
施工時・環境条件の配慮
施工前後の室内乾燥・湿度管理や、搬入・保管時の状態、敷設後のエアコン・暖房器具・換気経路の確認なども、無垢材の伸び縮みを軽減するためには重要です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
無垢フローリングは、天然素材ならではの「温もり」「風合い」「経年変化を楽しむ余地」があり、インテリアとしても魅力的な選択肢です。特に、「カフェ風インテリア」「家族でくつろぐ空間」「木の温もりを感じる暮らし」といったテーマをお持ちであれば、ぜひ検討の価値があります。
もし「ちょっとメンテナンスが気になる」「傷がつきやすいのでは?」とためらわれるなら、仕上げや樹種の選び方・メンテナンス方法を事前に押さえておくことで、安心して導入できます。
こちらの記事をお読みになって「もっと詳しく知りたい」「具体的な樹種や仕上げの違いを図解で見てみたい」というご希望があれば、追加情報もご用意できます。お気軽にお申し付けください。
ぜひ、実際にサンプル請求して「木の感触」「木目の雰囲気」「家族が過ごす時間に合うかどうか」を確かめてみてくださいね!
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