無垢フローリングで後悔する人が見落としがちな「考える順番」

無垢フローリングで後悔する人は、
素材選びを間違えたわけではありません。
多くの場合、
考える順番を間違えただけです。
この記事では、無垢フローリングを選ぶ前に
整理しておきたい判断基準の順番について考えていきます。
目次
なぜ無垢フローリング選びは後悔につながりやすいのか
無垢フローリングは、
「自然素材」「木の温もり」「経年変化を楽しむ」
といった言葉で語られることが多い素材です。
そのため、検討を始めると
良い面の情報が先に目に入りやすくなります。
SNSや施工事例で見る床は、
どれもきれいで、理想的です。
実際の暮らしが始まる前の状態だからこそ、
なおさら魅力的に見えます。
一方で、
・傷
・反りや隙間
・メンテナンス
といった現実的な話は、
検討の後半で初めて知る人も少なくありません。
無垢フローリング選びが難しくなる理由は、
情報が足りないからではなく、
情報に触れる順番が偏っているからとも言えます。

無垢フローリングで後悔しやすい判断の順番
後悔につながりやすいケースには、
ある共通点があります。
それは、
「素材」から考え始めてしまうことです。
たとえば、
-
オークが好き
-
ウォールナットの雰囲気がいい
-
無垢にしたいと決めている
こうした気持ち自体は、決して悪いものではありません。
ただ、
その前に整理しておくべきことがあると、
選択はずっと楽になります。
それを飛ばしてしまうと、
「思っていたのと違った」という感想になりやすくなります。
無垢フローリングでの後悔は、
性能不足というよりも、
期待と現実のズレから生まれることがほとんどです。

無垢フローリングで後悔しないための判断基準|4つのステップ
ここからが、今回のコラムの一番大切な部分です。
無垢フローリングを選ぶ前に、
次の順番で考えてみてください。
STEP1|まず「暮らし方」を正直に整理する
最初に考えるべきなのは、床材ではありません。
日々の暮らし方です。
-
小さなお子さんはいるか
-
ペットはいるか
-
掃除はどのくらいの頻度か
-
床に物を置く生活か
理想ではなく、
実際の生活を基準にすることが大切です。
STEP2|「許容できないこと」を先に決める
次に考えたいのは、
「どこまでなら気にならないか」ではなく、
**「これは無理だと感じるポイント」**です。
-
傷が増えること
-
隙間ができること
-
定期的な手入れが必要なこと
すべてを受け入れる必要はありません。
無垢フローリングは、
合う・合わないが分かれやすい素材です。
STEP3|理想を100点にしない
無垢フローリングを検討していると、
どうしても理想が高くなりがちです。
しかし、
「100点」を目指すと、
小さな欠点が大きな不満に変わります。
70点でも心地よく暮らせるか。
それを基準に考えると、
選択肢は一気に現実的になります。
STEP4|素材は最後に選ぶ
ここまで整理できて、
初めて素材の話に戻ります。
-
無垢が合うのか
-
複合のほうが合うのか
-
塗装や樹種はどうするか
素材は結論であって、出発点ではありません。

無垢フローリングが合う人・合わない人の考え方
無垢フローリングが合うかどうかは、
知識や経験よりも、暮らし方や価値観によって大きく変わります。
例えば、先日ご夫婦でご来店されたお客さまの場合、
お二人が思い描いていた暮らし方は、少し違っていました。
奥さまは、
子育て中ということもあり、
「掃除がしやすく、できるだけ手間のかからない床」を希望されていました。
一方でご主人は、
「多少の傷や変化も含めて、
メンテナンスや経年変化を楽しめる床にしたい」と考えておられました。
最初は、見た目が気に入った床材に
決まりかけた場面もありました。
しかし改めて、
それぞれが何を大切にしているのかを整理し直したことで、
最終的には、お二人の考えをすり合わせた床材を選ばれました。
このように、
無垢フローリングが「合う・合わない」は、
一人で決める場合以上に、
家族間の価値観の違いが影響することも少なくありません。
無理にどちらかの考えを優先するのではなく、
お互いの許容範囲を確認しながら選ぶことが、
結果的に後悔を減らす近道になります。

まとめ
無垢フローリングで後悔しないために必要なのは、
多くの知識ではありません。
必要なのは、
考える順番を間違えないことです。
その整理ができたとき、
無垢フローリングは
ただの憧れではなく、
納得して選べる選択肢になります。
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