ジャパンディ!?流行のインテリアスタイルから読み解く木材の魅力
近年、海外のインテリアのトレンドでもよく挙がる『ジャパンディ』いうスタイルをご存じでしょうか。
Japanese(日本スタイル)とScandinavian(北欧スタイル)を掛け合わせ、融合させたインテリアスタイルですが、今回はそのインテリアスタイルについての解説と、ジャパンディから読み解く”木材”の魅力と、ジャパンディスタイルにぴったりな無垢フローリングについて解説しようと思います!
おしゃれな内装やトレンドにご興味のある方、最後までご覧になってコーディネートなどの参考にしてみてくださいね!
目次
ジャパンディとは
スカンジナビアの素朴で機能的なデザインと日本の禅や詫び寂びをイメージするような無駄が無くシンプルでミニマルなデザインをミックスさせたスタイルです。
伝統的な日本の設えを参考にしており、日本的な要素がふんだんに組み込まれるデザインなので日本の家にも違和感なく自然に取り入れられ、私たちの生活に馴染み深い身近な素材を多用しているのも大きな特徴です。
そのジャパンディというスタイルが現在海外のインテリアスタイルの中でも非常に注目されています。
◆ジャパンディスタイルがどのような特徴を持ち合わせているか
◆ジャパンディスタイルを構成する素材や色味
などを詳しく見ていきながら紐解いていきましょう!
ジャパンディスタイルを構成する素材
ジャパンディスタイルによく使われる素材には天然木、竹、籐、紙、鉄、大理石(石)、革などが多く見られます。
特に日本で昔から使用される木材はジャパンディスタイルにとってとても重要となる素材です。
明るいトーンや暗いトーンの様々な種類の木材が家具や床材や壁材などの素材として用いられ、それに加え、竹、籐、鉄、大理石(石)、革などのその他の素材と上手に組み合わされる事で空間にリズミカルな雰囲気を持たせることが出来ます。
また、クッションやベッドリネン、カーテンなどのテキスタイル類には麻やコットン素材や毛やジュードなどをスタイリングする事が多いです。
ポイントは、空間を一つの素材だけでコーディネートするのではなく、様々な素材をミックスし重ねていく事が近年のインテリアスタイリングの特徴です。
ジャパンディを構成する色
続いては色味について見てみましょう。
スカンジナビアをイメージする色味にモノクロで単色的な色味や、柔らかみがあり薄い木目色やパステルカラーをイメージする色などがあります。
そしてジャパニーズをイメージする色には深い森林の色、土の色などの自然に通ずるニュートラルで素朴な色味を想像する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ジャパンディスタイルはそれらふたつのそれぞれの要素が結びつき調和したスタイルで、奇抜な色は使用せず柔らかい色味で常に心の落ち着きをもたらすような特徴をもちます。
日本の禅や詫び寂びを思わすような落ち着きや静けさ、シンプルで無駄のない日本の美意識がとても反映されている色味です。
一つの空間の中で、7割程度を茶系やベージュや白などのあまり主張しない色味、2割程度を少し変化の付ける色味に、残り1割程度で空間を締めるアクセント色を取り入れることでバランスのよい空間になります。
ジャパンディスタイル事例
ではここからは具体的にジャパンディスタイルの事例を用いて解説していこうと思います。
キッチンエリア
床と天井の仕上げは木材、食器棚の扉も木目仕上げで広範囲に木材を使用しています。それぞれの木目の色味やテクスチャーを微妙に変化させているので、空間が単調にならずリズム感が生まれます。
大きな白い石目調のキッチンがインパクトを生み、上品で重厚感を与えます。マット仕上げの黒の照明が空間を引き締め、カーテンは柄を持たせずシンプルに透け感だけ出して軽さを演出します
寝室エリア
床は木目ヘリンボーン仕上げです。パーテーションも木、その他椅子やスツールも木材や竹や籐素材を使用しますが、色味を一段階明るめのトーンで統一しています。
そしてベッドリネンや壁に吊るしてあるタペストリーについては、柔らかい色味のカラーをアクセントに使い、スカンジナビアスタイルのポップさを表現します。
リビングエリア
床は木材を使用し、壁は塗壁のようなニュートラルな色味で床材とのコントラストもとても自然です。ジュードのラグと木床の相性はとても良く、家具からの傷を守る役割も果たします。家具や照明は北欧のコンテンポラリーなデザイン性の高いアイテムを使用しています。
このように日本的な素材は現代的でおしゃれなアイテムとの相性もピッタリです!
ジャパンディスタイル事例から見えた木材の魅力
3つの事例からジャパンディスタイルを見てきましたが、空間の広い面積を占める床材を木材にし、家具やテキスタイルなどを別の素材や色を重ねていく事でとても今っぽい!モダンでヘルシーなお部屋に仕上がります。
床などの広範囲を占める個所は色味に主張がない分、フローリングの木目や表情といった質感に目がいくため、無垢材の仕上げや細かいテクスチャーにこだわりたいところです。
木材の種類によっても木目の出方が全く違いイメージも変化するので様々な木材に触れて選ぶのもとても楽しいですよ。
ジャパンディスタイルにおすすめの無垢フローリング
それでは、ジャパンディスタイルにぴったりの無垢フローリングをご紹介します。
Vivid Wide 栗(チェスナット)(UV)
色味はオークと似ていますが、オークと比較してもピースごとの色味の違いや節が少ないため、すっきりとした仕上がりになるので、部屋をシンプルにしたい人にピッタリの商品です。また、木目が杉や松と似ているため、和風なテイストにもなるので、ジャパンディに最適の無垢フローリングになります。
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Vivid Wide バーチ(UV)
真っ白な木肌が特徴のバーチ。木目や、節が非常に少ないので、全体的にすっきりとなります。意外と畳なんかとも相性がいい素材になります。
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北海道産タモ(無塗装)
タモは、英語ではアッシュと呼ばれる木材です。北海道産なので敢えて「タモ」という商品名にしています。こちらは、幅が150mmもあるため、部屋全体の線が減り、よりシンプルな仕上がりになります。
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noble オーク(オイル)
Nobleシリーズは、無垢フローリングではありませんが、表面に2mmの天然単板を使った商品になります。無垢フローリングのVividシリーズに比べて、節が少ないグレードを使っていますので、ナチュラル感は失われていまいますが、仕上がりはすっきりとシンプルになります。
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まとめ
さて、これまでジャパンディの概念と事例をご紹介しましたが、素材や色味から見るトレンドの背景にあるものは、自然へのリスペクトや感謝の考え方があるのではないでしょうか。
温暖化や環境保護、SDGsが謳われる昨今、今一度自然を敬い大切にしようという気持ちが、トレンドとして反映されているのかもしれません。
日本は古く自然からの豊かな素材が多く存在し、それらを住環境にも多様に使用してきました。
それらの自然素材を、私たちの身近な生活の中の床材として無垢材を取り入れ自然を身近に感じ、感謝するきっかけにしてみてくださいね。
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