無垢フローリングを選んだ理由5選
フローリングによって、インテリアコーディネートは左右されます。フローリングは、住まいの空間構成のほとんどを占めているからです。
そのなかで、無垢フローリングと複合フローリング、どちらを採用するかで悩まれている方もいるのではないでしょうか。そこで、本ブログでは無垢フローリングを採用された方が、なぜ選んだかについて、そのワケについて徹底解説していきます!
木本来の風合いや香りを感じられる
無垢フローリングは、天然原木から削りだされた木材を一枚板にし、つくられるフローリング材です。よく比較されるフローリング材として、複合フローリングがありますが、これは合板上に樹脂シートなど化粧シートを貼りつけつくられるフローリング材です。
無垢フローリングは加工がすくないため、木が本来備えている香りや風合いを感じられるのです。さらに、無垢材ならではの節や木目は加工されずに用いられるので、リアルな木感を感じられます。
調湿作用があり快適に生活ができる
調湿作用とは、湿度コントロールができる機能です。例えば、夏、湿気でジメッとしているときには、空気中に含まれている水分を吸収し、冬に空気がカラッと乾燥しているときは、水分を放出します。
無垢材は、水分の吸収や放出を繰返し呼吸をすることで、室内湿度を60%前後に調整しているのです。なお、ヒトが快適に生活できる湿度は、40〜60%といわれています。
40%を下回ると肌や目、唇の乾燥につながるだけでなく、インフルエンザウィルスなど、一定のウィルスが活動しやすくなり、病気にかかりやすくなります。
冬にインフルエンザが蔓延する原因は、乾燥した湿度にあるのです。反対に、湿度が60%を上回るとカビやダニが発生し、アレルギーや喘息につながります。
このように、湿度を一定にコントロールすることは、健康を保つためにも必須なのです。
経年変化を感じられる
年月経過に伴い、経年変化を感じられることも無垢フローリングの醍醐味でしょう。住むほどに、無垢材の表情が移ろっていくのです。樹種によって、色濃く変化していくものもあれば、明るく変化していくものもあります。
例えば、世界三大銘木といわれるウォールナットは、住むほどに明るく、穏やかな色味へと変化していきます。はじめは、紫がかったこげ茶色ですが、住んでいくうちに赤みが増して明るい茶色に変化していくのです。
さらに、チークは、はじめはシミのような模様やスジがあります。これが経年変化によって、ムラが穏やかになり、落ち着いた印象に変化していきます。
経年変化については、詳しくはこちらのブログをご覧ください⇩
断熱性能で室温を一定に保てる
断熱性能とは、室外からの熱を遮断、室内の熱を外気に放出させない性能です。例えば、夏暑い日差しを遮断したり、冬寒い空気を室内に入れないようにするのです。
つまり、断熱性能を上げるほど、夏涼しく、冬暖かい生活が可能なのです。冷暖房効率が上がることにより、光熱費削減にもつながります。
木材は、コンクリートや鉄に比べると熱伝導率という熱を通す指数が低く、高い断熱性を持っています。なかでも、無垢フローリングは、天然原木からつくられ、木が本来持っている繊維層を潰さないことで、高断熱な素材として知られています。ウォールナットやオークに比べ、ヒノキやスギの方が高断熱など、樹種によって断熱性が異なることも特徴です。
シックハウス症候群リスクを軽減できる
シックハウス症候群とは、建物に用いられる建材などから放出される化学物質によって、健康被害が生じることです。ノドの乾燥や目の異常、吐き気、頭痛など、ヒトによって病状はさまざまです。
シックハウス症候群の主な原因として、建材に付着している接着剤などの物質が挙げられます。例えば、複合フローリングは、合板上に化粧シートを張り付けつくられますが、これには接着剤やボンドなどが用いられています。これがシックハウス症候群を引き起こしてしまうかもしれないのです。
対して、無垢フローリングは、一本の天然木からつくられています。接着剤などの化学物質を極力用いずにつくられるので、健康被害を起こしづらいのです。さらに、無垢材には殺菌作用もあり、カビや細菌から人体を守る効果もあるので、より健康的な生活を送れるでしょう。
まとめ
無垢材には、木本来の風合いを感じられるだけではなく、調湿性や断熱性、殺菌性など、さまざまな効能があります。経年変化によって、室内の雰囲気を変えられることも大きなメリットです。複合フローリングと比べると高価格ですが、ハイパフォーマンスなフローリング材を選びたいという方には、おすすめできるでしょう!
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