国産!土佐ひのきフローリング
みなさま、こんにちは。
最近思うのですが、建築現場ではお施主様と大工さんが顔を合わす機会があるので、安心して任せることができます。では、その現場で使われる材料はどんな人が作っているのか?が見えない商品が多いことに気がつきました。
そこで、今回は弊社の協力会社さんと我々の想いをご紹介します!
目次
1.日本の森林事情
みなさん、1994年に公開された「平成狸合戦ぽんぽこ」って映画をご存知ですか?
幼い頃にあの映画を見て、「日本の森を守らなくては!」と、思いましたし、学校でも木を切ると雨で山が崩れるからで木は切ってはダメだと習いました。
しかし、現在日本の森林率(国土面積に占める森林の割合)は世界第3位の森林大国!
過去30年間、森林面積は減少していません。むしろ石油や石炭が潤沢になかった時代は、木を燃やして燃料にするしかなかったため、江戸時代や明治時代はほとんど山に木がなかったとも言われています。
その後、先人たちの尽力により、日本の山に森林が復活しましたが、次はその木材が利用されないために、山の手入れをすることができない状況になっています。
間伐や植林、そして林道(一般道ではなく、切った木を運び出す道)の整備を行って森を維持していくのですが、その間伐や林道の整備をしっかりと行うためにも、日本で育った木をしっかりと使わなくてはいけないのです。
もし、日本の木材を誰も使わないと森は荒廃していきます。e-KENZAIでも国産材のフローリングもしっかりとラインナップに取り揃えて日本の森を救う一端を担っていきます。
2.ひのきフローリングの生産者
土佐ひのきフローリングは、高知県で伐採されたひのきを徳島県三好郡のウッディアシロさんで加工しています。
こちらの工場は50年前にアシロ製材としてスタートし、40年前に現在の社名に変更しました。現在では近所の女性たちが製材や節の補修作業を行なっています。女性ならではのきめ細かい作業できることがこの会社のメリットです。
現在の代表取締役は、川原孝三さん。常に工場で品質のチェックと従業員のフォローを行うとともに、様々な場所に出向き情報取集をして商品開発にも熱心に取り組んでいます。たまに、面白い商品を持ってくるのですが、、、コストが合わなかったり、、大量生産が不可能だったり、、、などの理由で商品化できない事もありますが、、いつも楽しく木の話と商品開発の話をしています。
3.生産者の一押し
川原社長の一押しは、この「土佐ひのき プレミアム」
「土佐ひのき プレミアム」の詳細はこちら↓↓↓
世間では埋木処理をされたひのきフローリングが一般的になっています。それは、価格が安く、大量に製造でき、歩留まりが良いから。
「実際に使う人に満足してもらうため、本当に良いものを届けたい」
弊社では、埋木処理をしていない、より美しいひのきフローリングも販売しています。価格は少し高くなってしまいますが、埋木処理をしていない(人工的な真ん丸の穴が無い)のでより自然な形に近く、美しい仕上がりになります。本来のひのきフローリングの美しさは、この埋木処理をしてない姿なんです。
人工的に処理をされたひのきが当たり前だと思われたくない、本当のひのきはもっと美しいんだと、もっともっと知ってもらいたい!そういう想いを込めて「土佐ひのき プレミアム」を販売しています。
4.ひのきフローリングの製造工程
では、川原社長の工場でどのようにしてひのきフローリングが作られているかのご紹介します。
①運搬
まずは、山で伐採された丸太がこのようにトレーラーで工場に運ばれてきます。
②製材
工場に運ばれてきた丸太を製材します。この機械は皮を取った丸太が自動で機械に通され製材されていきます。びっくりしたのですが、操作は奥に見える窓の中でオペレーターと呼ばれる人が機会を操作し、丸太から板状に加工していきます。人の手は使わないんですね〜。
⑤乾燥
製材が終わったひのきを、1ヶ月屋外に置いて自然乾燥を行います。
その後、自然乾燥では取りきれない水分を取りきるため、人口乾燥機に入れてさらに乾燥させます。加工後の狂いや割れの原因となるため、しっかりと乾燥させます。
⑥最終加工
乾燥させた後は、補修をして、フローリングに加工されます。このように、職人が1本1本確認し、必要があれば、埋木処理を行います。
そして最後に、実の加工、塗装を行い、最終的な製品になります。
5.ひのきフローリングの特徴
ヒノキチオール(木材の特徴)
ひのきには、防虫、防臭、そしてリラックス効果があると言われています。ここでは多くは語りませんが、ひのきの香りにはとても優れた効果あるのは間違い無いです。また、1000年前のひのきであっても削ると、ひのきの香りがするそうです。
耐久性(木材の特徴)
奈良県の法隆寺はひのきで建てられています。ひのきは、伐採後200年かけて強度が増し、1000年かけて徐々に強度が落ちていくと言われています。法隆寺のひのきは、伐採時と同程度の強度を保持していると言われています。
さらに詳しくはこちらのブログをご覧ください⇩
6.取り扱い国産フローリング一覧
7最後に
いかがでしたでしょうか?
なかなか見ることのできない、無垢フローリングの製造過程。
ぜひこだわりが沢山つまった土佐ひのき無垢フローリング、サンプル請求してみてください!
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