意外と知らない?!「無垢フローリング」の製造8ステップを詳しく解説【写真つき】
普段目にする、フローリング。日常では見かけない日はないほど、生活に溶け込んでいるアイテムなのに「どのように作られているか知らない……。」という方がほとんどでしょう。
そこで当記事では「無垢フローリングの製造工程」について、工場の写真を交えながら解説します。また今回紹介するのは、当社人気No.1商品のアカシアフローリング!
ぜひ製造過程をお楽しみください!
アカシアフローリングとは?
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1.人工乾燥
まずは無垢フローリングを形成するための小さな木片を製材し、人工乾燥機にかけます。
水分を多く含んだ木材は、乾燥するごとに収縮して変形します。
その収縮が施工時に起こらないようにするため、低い含水率になるまで乾燥させておきます。
人工乾燥では、含水率を8~12%まで落とすために木材の水分を蒸発させます。
含水率とは?
ちなみに、フローリングなどの内装材の標準含水率は「10~15%」です。
2.UNI加工
e-KENZAIの無垢フローリング(Vivid ・Vivid Wide)は、UNI加工の使用になっています。
UNIとは、短い木片を繋ぎ合わせて1本の無垢フローリングにすることです。
上図のように乾燥を終えた木片の端部に、ギザギザの溝を機械で入れます。そこに接着剤を塗り、はめ込むよう圧着してつなぎ合わせます。
圧着後の材料は下の写真のような見た目です。違う木目が継がれているのが分かりますよね。
これがUNIフローリングと呼ばれるものです。
3.実加工
フローリングを施工する際に必要な凹凸部分「実(さね)」を加工します。
二方向ずつに雄実(おすざね)凸、雌実(めすざね)凹を入れます。
4.補修
死節に穴があいてしまっている部分を補修していきます。
木の粉と樹脂や接着剤を混ぜたものを詰め込み、穴をふさぎます。そのときに周りの節と色を合わせ、なるべく自然になるように仕上げるのがポイントです。
死節とは?
その穴に樹脂を詰めることを「パテ埋め処理」、木片や枝を詰めることを「埋め木処理」または「埋め節」と言い、これらの処理をしてフローリングを仕上げます。
5.サンディング加工
サンディングとは、表面をサンドペーパーで研磨して滑らかにする作業です。
切削後の刃物の跡を綺麗に削り取ります。荒く削れば木の質感をより感じられます。反対にきめ細かく削れば、サラッとしたなめらかな手触りに仕上がりますよ。
6.UVウレタン塗装
ローラーでウレタン塗装を施した後、UV(紫外線)を照射します。
これにより塗膜が即座に硬化し、長時間乾燥させる手間が省けます。すぐに梱包でき、スピーディーな出荷が可能になります。
UVウレタン塗装とは?
↓詳しくはこちらをお読みください!
7.検品・梱包
塗装ラインからあがってきた商品を人の目で検品します。
塗装のムラや未補修の部分がないかを細かく確認し、箱詰め作業に移ります。
8.商品出荷
パレットと呼ばれる木の枠組みの上に、フローリングを積み置きします。
そしていよいよコンテナに詰め込み、港へ出荷です!
まとめ
無垢フローリングは、上記の工程で製造されています。人の手と機械を組み合わせることで、すばやく丁寧に作っているのです。
多くの方は、このような現場を目にすることはあまりないかもしれません・・・今回の記事が皆さまのお役になれば嬉しいです!
なお今回紹介した弊社のアカシアフローリングはこちらです↓
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