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無垢フローリングの基礎知識 UNI・定尺・乱尺とは?

2024-07-25

無垢フローリングは、樹種・幅・規格など、たくさんの選択肢があります。その中でも、無垢フローリングの規格はあまり重要視されないポイントかもしれません。

しかし、意外と無垢フローリングの規格によってお部屋の印象は変わるものです。今回は、主な規格であるUNI・定尺・乱尺について、それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介いたします!

「どんな違いがあるのか気になる」という方も、「そもそも、UNI・定尺・乱尺って何?」という方も、ぜひ読んで、この無垢フローリング選びの参考にしてみてください!

 

無垢フローリングの規格

無垢フローリングの規格は、主に長さ・組み合わせの仕方を指します。
一般的な規格としては、UNI・定尺・乱尺が挙げられます(複合フローリングも同様です。)


そもそも、なぜ規格があるのでしょうか?無垢フローリングは自然の木から切り出されたものです。
そのため、どうしても割れや反り、曲がりなどの理由で使えない部分が出てしまいます。

しかし一本分は取れなくても、短いパーツなら取ることができる場合もあります。規格によって、部屋の印象や価格にも違いが出てきます。選ぶ際には、部屋の用途やデザインの好み、予算などを考慮することが重要です!

UNIとは

それでは、それぞれの特徴とメリットとデメリットについてご紹介していきます!
まずは、UNI(ユニ)です。UNIT タイプの略で短いピースを繋ぎ合わせてできています。

一つ一つのピースの長さは様々で、接着剤で縦方向に継いでいます。接合部分は、フィンガージョイントと呼ばれる方法で繋ぎ合わせています。フィンガージョイント(finger jointed)とはその名の通り、サイドから見ると手の指が組まれたような形になっています!

UNIのメリット

①カジュアルなイメージ

UNIは短いパーツを繋ぎ合わせて作られているため、全体に色ムラが生まれ、木の表情がより一層印象的になります!
自然な風合いとカジュアルな雰囲気にしたい方にはオススメです!

②リーズナブルなコスト

無垢フローリングの中でも、UNIは最もよく見かけるタイプの一つです。短いパーツを繋ぎ合わせて作られているため、比較的製造がしやすく、コストも抑えられます。
そのため、貴重な樹種でも比較的お手頃な価格で手に入れることができるというメリットもあります。

UNI デメリット

サンプルだけではイメージがつきにくい

UNIの無垢フローリングは、パーツごとに色味や節などの表情に個性があります。そのため、一部を切り出したサンプルでは、実際に全体を並べたときの印象と異なる場合があります。

施工写真を先にご確認いただいたり、実際にショールームにお越しいただき、本物の無垢フローリングをご覧いただくことをおすすめします

定尺

定尺(ていじゃく)は、OPC(One Piece)とも呼ばれ、継ぎ目のない1枚の板から作られています。長さが一定であるため、切り出せる数が限られているので希少価値の高いものとなっています。比較的、杉やヒノキなどの針葉樹には定尺が多く見られますが、広葉樹においてはさらに希少です。

定尺 メリット

①高級感のある印象

定尺(ていじゃく)は継ぎ目がないため、すっきりとした高級感のある印象を与えます。また切り替えが少なく統一感があるため、視覚的に奥行きを感じさせます。そのため空間を広く見せ、重厚感のあるお部屋にしたい方におすすめです!

②安定した寸法

定尺の板は、収縮や膨張が均一に起こるため、隙間の管理がしやすく、長期的に安定した調湿効果を保ちやすいとされています。

定尺 デメリット

コストがかかる

定尺の板は、切り出せる数が限られており、その希少性からコストが高くなる傾向があります。使えない部分を省いて作られるため、製材過程で端材が多く出ることがあります。

乱尺

こちらも定尺同様にOPC(One piece)に含まれますが、定尺の長さが一定なのに比べてこちらは長さがバラバラです。RL(ランダム)と表記されることもあります。


乱尺 メリット

①自然な仕上がり

異なる長さの板を組み合わせることで、自然の木ならではの風合いが楽しめます。ひとつひとつが短いことで、フレキシブルなデザインが可能で、部屋の形状やサイズに合わせやすいです。

②環境に優しい

製材過程での端材が少なく、材料を効率的に利用できるので、エコフレンドリーです。

乱尺デメリット

施工が難しい

異なる長さのパーツをバランスよく並べる必べるように配置を考える必要があります。また、数も多くなるので施工に時間もかかります。

規格 比較してみよう!

ここまで、それぞれの特徴・メリット・デメリットを把握したところで、3種並べた時の印象と気になるコスト比較していきましょう!

UNI・定尺・乱尺並べてみた


右からUNI、定尺、乱尺になっています。樹種によっても印象が変わりますが、それぞれ並べてみても特徴があることが分かりますね!

右のUNIはVivid アカシア(UV)です。切り替えが多く、色ムラがありますが、木の表情を感じることができます。カジュアルなイメージですね。

真ん中の定尺は四国すぎ・源平(無塗装)です。切り替えがないため、ゆったりとした印象を与えます。奥行きが感じられます。

左の乱尺は北海道産タモ(無塗装)です。UNIよりも切り替えが少なく、スッキリとしたイメージです。乱尺なので、並べ方によって見え方が変わるため、個性的なイメージにしたい方にもおすすめです!

コスト

無垢フローリングの価格は、規格だけでなく、樹種やグレード、幅など様々な要素によって決まります。そのため、どの規格が高いと一概に言い切るのは難しいですが、一般的な価格帯では・・・

UNI 〈 乱尺 〈 定尺

UNIはフローリング材を作る際に無駄が少ないため、リーズナブルな価格で手に入ることが多いです。しかし、長い板の確保が難しい希少な樹種もUNIとして作られることが多いため、一概に「UNI=安い」とは言えません。

無垢フローリングの価格についてはこちらのブログも参考にしてみてください⇩

無垢フローリングの木の種類と価格比較

最後に

このブログを読んで、UNI・定尺・乱尺の違いについて、なんとなくイメージがついたでしょうか?
無垢フローリングを選ぶ際に参考にしていただければ幸いです。同じ規格でも、樹種や幅によって無垢フローリングの印象は大きく変わります。気になる無垢フローリングがあれば、まずはサンプルを請求してみてください。

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