無垢フローリングで叶える、ホテルライクな上質空間のつくり方
(2025年3月26日にリライト)
旅先の高級ホテルで感じる、洗練されたインテリアや心地よい空間──
「こんなお部屋で毎日暮らせたら…」と、憧れを抱いたことはありませんか?
そんな想いを叶えるインテリアスタイルが、今注目されている“ホテルライク”。ラグジュアリーな雰囲気を、自宅でも楽しむためのヒントが詰まったコンセプトです。
なかでも、空間全体の印象を大きく左右する「床材選び」はとても重要。上質で自然な風合いを持つ無垢フローリングは、ホテルライクな空間づくりにぴったりの素材です。
この記事では、無垢フローリングを活かして、ワンランク上のホテルライクなインテリアを叶えるためのアイデアをご紹介します。非日常を日常に変える、心地よい住まいづくりを始めてみませんか?
目次
1. ホテルライクなお部屋づくりで抑えておきたい3つのポイント
「ホテルライクなインテリア」とひと口に言っても、そのスタイルはさまざま。
アジアンリゾートのような開放感のある空間から、クラシカルなヨーロピアンスタイル、洗練されたモダンスタイル、さらには高級旅館をイメージした和モダンまで、多彩なテイストがあります。
テイストごとの違いはあるものの、ホテルライクな空間をつくるうえで共通する“3つのポイント”があります。
特に無垢フローリングのような自然素材を取り入れると、これらの要素がより引き立ち、ワンランク上の空間に仕上がります
① 高級感を演出する
ホテルライクな空間に欠かせないのが、「上質さ」と「洗練されたデザイン」。家具やファブリック、照明器具などを厳選し、素材や質感にこだわりましょう。
無垢フローリングは、その自然な風合いや美しい木目が空間に深みを与え、ナチュラルかつ上質な雰囲気を演出します。人工的な床材では出せない“本物の質感”が、ホテルのようなラグジュアリーな空間づくりにぴったりです。
② 生活感を感じさせない工夫
ホテルライクな空間は、「生活感を極力排除すること」が大切なポイント。雑多な日用品やカラフルな収納用品が目に入ると、一気に現実感が強まり、非日常の世界観が壊れてしまいます。
カラーをトーンで揃えたり、収納を見えない場所にまとめたりすることで、すっきりとした空間が実現できます。無垢フローリングのシンプルな美しさも、そうしたミニマルなコーディネートと好相性です。
③ リラックスできる空間設計
ホテルが提供する最大の価値は「癒し」。
ホテルの語源は、中世ラテン語の「hospitale ホスピターレ」であり(あるいはhospitaliaであり)、(カトリックの巡礼の旅の途中の人々をもてなし、眠るためのベッドを提供するための)「(無償の)もてなし施設、宿」という意味であり、その意味に「おもてなし」が含まれます。(wikipedia、「ホテル」)
照明の配置や明るさ、ベッドまわりの快適性、空間の余白──すべてが“くつろぎ”のために設計されています。
ご自宅でも、間接照明を活用したり、足触りの良い無垢材の床を取り入れたりすることで、自然と心地よく過ごせる空間に。とくに無垢材は、木のぬくもりや調湿効果もあるため、機能面でもリラックス空間づくりに貢献してくれます。
2. ホテルライクな空間をつくる実践アイデア
ホテルのような非日常感あふれる空間を、自宅で再現するにはどうすればいいのか?
ここでは、今日から取り入れられる実践的なアイデアを4つご紹介します。無垢フローリングの持つ上質な風合いと自然なぬくもりを活かしながら、洗練されたホテルライクな暮らしを叶えましょう。
① 照明は“落ち着いたトーン”で演出
リラックスできる空間づくりに欠かせないのが照明計画です。明るく白い光よりも、暖色系(色温度2700K前後)の照明を選ぶことで、空間にあたたかみとくつろぎ感が生まれます。
ホテルのベッドルームに多く使われているのも、この電球色。無垢材のフローリングと組み合わせれば、木のやさしい色合いがより引き立ち、リゾートのような落ち着いた雰囲気が漂います。
< ワンポイント>
複数の照明を配置し、明るさを「点」で分けて演出すると、よりムーディーな空間になります。間接照明やフロアライトなどもおすすめ。
※LEDライトは色温度によって種類分けされています。
これらの色温度は一般的なものであり、LEDライトの製品によってはさらに幅広い範囲の色温度を提供している場合もあります。
こちらの施工写真は、電球色(2700K)の照明を取り入れたベッドルームです。照明を落ち着きのあるトーンにすることで、暖かみがあり、ホテルのような雰囲気のある、落ち着いた空間にしてくれます。
② 色数をしぼって、洗練されたカラーコーディネートに
ホテルライクな空間をつくるうえで、カラーコーディネートのバランスはとても大切。色数を3色以内に絞ると、統一感が生まれ、より洗練された印象になります。
インテリアカラーの基本は「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3分類:
▶︎ ベースカラー:床・壁・天井など空間の基礎 → 例:ダークブラウンの無垢フローリング
▶︎ メインカラー:家具・カーテン・ラグなど → 例:グレーやアイボリー
▶︎ アクセントカラー:クッション・植物などの小物 → 例:グリーン、ゴールド
無垢フローリングの色味をベースにすると、自然と全体のトーンが落ち着き、統一感のある空間に仕上がります。
③ 収納を工夫して、すっきり広々と
高級ホテルに共通する特徴といえば、「生活感のないすっきりとした空間」。
とはいえ、実際の暮らしでは物が多くなりがちですよね。
そこで、ホテルライクな空間を実現するためには、“見せない収納”を意識することがポイントです。
▶︎ 扉付きのキャビネットやクローゼットで、物を隠す
▶︎ ベッドやソファ下などの“デッドスペース”を活用
▶︎ 家具はなるべく背の低いものを選び、空間に余白を
無垢フローリングのような“素材感のある床”は、空間がすっきり整っているほど、その魅力が引き立ちます。
④ 無垢フローリング選びで差がつく空間設計
ホテルライクな空間を支える“土台”ともいえるのがフローリング。毎日肌に触れる場所だからこそ、見た目だけでなく肌ざわりにもこだわるのがおすすめです。
無垢フローリングは、天然木ならではのサラッとした質感と、冬でもほんのり温かい足ざわりが魅力。さらに、調湿作用や経年変化による味わいなど、機能面・デザイン面ともに優れています。
ただし、節が多かったり色の濃淡が強い樹種は、ナチュラル寄りの印象になるため、ホテルライクな雰囲気には「シンプルで上品な樹種」を選ぶと◎。
3. ホテルライクに最適な無垢フローリングの理由とは?
ホテルライクな空間づくりにおいて、無垢フローリングが選ばれるのには、しっかりとした理由があります。見た目の美しさだけでなく、住まい全体の“質”を底上げしてくれる、まさに本質的な素材なのです。
① 高級ホテルでも選ばれる“本物の素材感”
高級ホテルの内装には、人工素材よりも天然素材が多く使われています。中でも無垢フローリングは、木の持つあたたかみや自然な風合いが空間に奥行きを生み出し、上質で落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
表面を加工しただけの合板フローリングでは出せない“本物ならではの存在感”が、ホテルライクなラグジュアリー空間にぴったりなのです。
② 心地よさを支える「質感」「音」「空気感」
無垢材は、足ざわりが柔らかく、裸足で歩いたときの感触がとても心地よいのが特徴です。
また、空間全体の音の響き方にも違いが出ます。無垢材には適度な吸音性があり、生活音が反響しにくくなるため、静かで落ち着いた雰囲気をつくるのに一役買ってくれます。
さらに、木がもつ調湿作用により、室内の湿度を自然にコントロールしてくれるため、年間を通して快適な空間が保たれるのも魅力のひとつです。
③ 経年変化で「育つ」空間に
無垢フローリングは、年月とともに色合いや質感が変化していく素材です。最初は新築らしいフレッシュさ、数年後には落ち着いた深みが生まれ、住む人と一緒に“空間が育っていく”という楽しみがあります。
それはまさに、長年愛されるホテルのように、味わいを重ねながら価値が増していく空間。無垢材ならではの魅力です。
4. ホテルライクなお部屋に最適な無垢フローリング3選
ホテルのようなラグジュアリーな空間を自宅に再現するためには、床材選びがとても重要です。空間全体の印象を左右するフローリングは、デザイン性だけでなく、素材感や質感にもこだわりたいところ。
ここでは、ホテルライクなお部屋づくりにぴったりの無垢フローリング「nobleシリーズ」を3つご紹介します。
■ noble ウォールナット(オイル仕上げ)
世界三大銘木のひとつ「ブラックウォールナット」を使用した高級感あふれる無垢フローリング。深みのあるブラウンと滑らかな木目が、お部屋全体をシックで上質な雰囲気に仕上げます。
特に、noble editionでは節や色ムラの少ない部位を厳選しており、ナチュラルすぎない洗練された表情が魅力。ホテルライクなインテリアとの相性も抜群で、「大人のラグジュアリー空間」を叶えたい方におすすめです。
■ noble チーク(オイル仕上げ)
こちらも世界三大銘木のひとつ、希少価値の高いミャンマーチークを使用した逸品。天然の油分を豊富に含んでおり、水や湿気にも強いため、機能性と美しさを兼ね備えた無垢フローリングです。
使い込むほどに色味が深まり、経年変化を楽しめるのも魅力。ホテルのような「落ち着き」と「重厚感」のある空間にしたい方にぴったりです。
さらに、noble editionでは厚さ2mm以上の単板を使用しているため、見た目だけでなく、足触りも一級品。まさに、本物志向の方にこそ選んでほしいフローリングです。
■ noble Wide アッシュ(オイル仕上げ)
アッシュは、明るく柔らかなトーンと、力強く個性的な木目が特徴の樹種。noble Wideは幅150mmとワイド設計のため、空間に“ゆとり”と“開放感”をもたらします。
ホテルライクなスタイルに欠かせない「すっきり感」や「非日常感」を演出しつつ、ナチュラルで上品な空間をつくり出すのに最適です。
ややナチュラル寄りに見せたい方や、明るめのカラーコーディネートが好きな方にもおすすめの一枚です。
5.最後に|無垢フローリングで、理想のホテルライク空間を
いかがでしたか?
ホテルのような上質でくつろげる空間は、ちょっとした工夫や素材選びで、自宅でも再現できます。なかでも、無垢フローリングはその空間づくりを土台から支える、非常に大切な要素。
木のぬくもりや自然な質感は、ラグジュアリーな雰囲気に“やさしさ”や“落ち着き”をプラスしてくれます。
「ホテルライクな空間に憧れるけど、何から始めればいいかわからない…」
そんな方は、まず無垢フローリングのサンプルを手にとってみるのがおすすめです。実際に触れて、見て、光の当たり方や質感を確かめることで、理想の暮らしがぐっと身近に感じられるはず。
ぜひ、お気に入りの1枚を見つけて、毎日が心地よくなる空間づくりを始めてみてください。サンプル請求は無料です。気軽に理想の一枚を見つけてみてください。
無垢フローリングとホテルライク Q&A
- Q1. 無垢フローリングはホテルライクな空間に本当に合うの?
- はい。無垢材の質感や上質さは、非日常的な雰囲気づくりに最適です。
- Q2. 無垢フローリングの手入れは大変ですか?
- オイル仕上げならメンテナンスしながら風合いを楽しめます。
無垢フローリングのお手入れ方法については、こちらのコラムで詳しく紹介しています。
無垢フローリングのメンテナンス方法について - Q3. 初めて無垢材を選ぶときのポイントは?
- 節や色味が控えめな樹種を選ぶと、空間に高級感と統一感が出しやすいです。
人気記事ランキング