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無垢フローリングにラグやカーペットを使う時は???

2020年10月9日

みなさま、こんにちは!
今回のブログは、坂東が担当いたします。

秋も深まり、だんだんと肌寒くなってきましたね。
足元がひんやりする季節になると冷え対策としてマットや電気カーペット等、敷物のご使用を検討している方も多いと思います。

あたたかみのある無垢フローリングとはいえ、寒い季節には敷物を使用したい気持ちになりますよね。敷物の使用を検討していると「無垢フローリングに敷物は使えるの?」とご不安に思う方もいらっしゃるかと思います。今回のブログではそんな疑問にお答えします。

 

  1. 1、生きている無垢フローリング
  2. 2、無垢フローリングの隙間について
  3. 3、ラグやカーペットを使用する時のポイント

1、生きている無垢フローリング

突然ですが、無垢フローリングは生きています。
大自然でのびのびと育った木は無垢フローリングに加工された状態でも生き続けています。

「無垢フローリングが生きているとはどういうこと?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思うのでご説明いたします。

無垢フローリングは木材の特性である調湿作用によって伸びたり、縮んだり、周囲の湿度に応じて変形していきます。この調湿作用とは、空気中の水分量が多くなると水分をため込み、空気が乾燥していると水分を放出する性質を指します。

つまり夏の湿気の多い時期になると無垢フローリングはジメジメとした湿気を吸い取ることで室内をさらさらとした状態に、反対に冬の乾燥する時期になると水分を放出して室内の乾燥を和らげる役割を果たしてくれます。この調湿作用はまるで人間が空気を吸ったり吐いたりするように空気中の水分を吸収、放出するため「無垢フローリングは生きている。」「無垢フローリングは呼吸している。」などとも表現されます。

この調湿作用が敷物を使用する時の注意点と深く繋がっています。

2、無垢フローリングの隙間について

先述したように、無垢フローリングは生きています。
生きているゆえに日々の生活において木材の調湿作用で変形する可能性があります。秋から冬にかけて気になるのが乾燥による無垢フローリングの隙間です。

実例をご紹介します。
こちらは弊社徳島事務所のフローリングの様子です。

日中、エアコンが稼働している事務所では施工時よりも無垢フローリングが縮み、隙間ができている箇所があります。写真で見てみると赤いところと青いところでは隙間の広さが違います。赤いところはエアコンの風が直接当たりやすいため1mm程度の隙間ができていました。隙間の発生を防ぐためにも季節に関係なくエアコンやヒーター等の風が出る製品をご使用の際は無垢フローリングに直接風が当たらないように設定をお願いします。

無垢フローリングの隙間に関する記事はこちら

また、寒くなる季節は暖房器具の使用頻度が高くなります。冷たい外気が入らないように窓を閉め切り暖房器具を使用すると室内が乾燥しやすくなる傾向があります。乾燥が長期間続くと隙間の発生原因となります。実際、湿度30%の状態で長期間無垢フローリングをご使用した時、乾燥により無垢フローリングの隙間が1.5mm程開いたという実例もございます。木材の種類によって伸縮率は異なりますが室内が乾燥すると隙間が発生する可能性が高まりますので予防のためにも湿度が40%~60%程度になるように加湿器等を使用して適度に水分を補っていきましょう。

3、ラグやカーペットを使用する時のポイント

肌寒い季節になるとラグや電気カーペット、こたつが恋しくなります。ところが、その温かい熱が直接無垢フローリングにあたり続けると、先程ご紹介した木材の調湿作用によって無垢フローリングが変形する可能性があります。この変形が室内を快適に保ってくれている証拠とも言えますが未然に防ぎたいというのが本音ですよね。そこで、これから敷物等を使用する際の注意点をご説明してまいります。

〇ラグやカーペット
敷物をご使用の際は通気性の良い素材をお選びください。厚手の敷物や裏面がビニールでコーティングされている敷物は湿気をためこみ、無垢フローリングの変形、変色を引き起こす可能性があります。
その上、滑り止めコーティングがされている敷物は種類によっては無垢フローリングに張りつく可能性がありますので、敷物の取扱説明書のご確認をお願いいたします。

それから、定期的に敷物の位置を移動させることも大切です。ラグやカーペットをずっと同じ場所に敷きっぱなしにしていると湿気がたまりやすくなります。無垢フローリングがたくさんの湿気を吸い込むと膨張して突き上げや反り、割れの原因なりますので定期的に移動して敷物にたまった湿気を放っていきましょう。
敷物を動かすことは経年変化による周囲との色の差を防ぐこともできますのでぜひ実践してみてください

経年変化についての関連ブログはこちら!

経年変化のお話
フローリングの日焼け(経年変化)について

〇電気カーペットやこたつ
寒い冬に重宝するのが電気カーペットやこたつ。しかしながら、無垢フローリングの上に直接敷くのは厳禁です。電気カーペットやこたつの高熱と座った時の荷重によって無垢フローリングが水分を放出して縮みや割れ、反りが発生する原因となります。毎日同じ場所で長時間座っているとその場所だけ隙間が広がってしまうこともありますのでご注意ください。
それでも「あたたかく快適に過ごしたい!」という場合は断熱性の高い断熱シート等を無垢フローリングと電気カーペットやこたつの間に敷いてご使用ください。縮みを完全に防ぐことは難しいですが熱を伝えにくくすることで無垢フローリングへの負荷を軽減してくれます。

〇布団
無垢フローリングの上に直接布団を敷いてご使用する際にも注意が必要です。寝ている間も身体から水分が放出されているため起床時の布団はしっかりと水分を吸っている状態になります。この湿気が無垢フローリングの伸びの原因となります。就寝時以外は布団を上げて湿気対策を行ってください。湿気がたまって重たくなった布団を長期間そのままにしてしまうとカビの発生の原因にもなってしまいますので布団は必ず上げ下げしていきましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

今回のブログでは無垢フローリングの縮みと敷物を使用する際の注意点をご説明してまいりました。

無垢フローリングの調湿作用による膨張・伸縮と上手に付き合っていくことは快適な空間づくりにつながります。普段の生活の中でも敷物を使用する際は通気性の良いものを選択する・定期的に移動する・断熱シートを使用する等、少しの工夫でより良い無垢フローリング生活を送ることができますのでぜひ意識してみてください。

フローリングのお手入れ方法はこちらからもご確認いただけますのでぜひご参考ください。

メンテナンス方法
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