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『無垢フローリングの価格』について

2019-01-21

一概に無垢フローリングといっても様々な価格がありますよね?同じように見えても高いものや安いもの。そこで、今回は安いフローリングと高いフローリングでは何が違うのか?何を基準に選べばいいのか?をご紹介したいと思います。まず、無垢フローリングの価格が決まるためには4つのポイントがあります。

1.木材(材料)の価格
2.フローリングのサイズによる価格
3.節の有無による価格
4.仕上げによる違い

そもそも、フローリングの価格ってなんでしたっけ・・・?
という方は、こちらの記事をどうぞ↓↓↓

無垢フローリングの価格の見方が分からない!「㎡単価」「箱単価」って何?!

 

1.木材(材料)の価格

木材(丸太)は市場で取引されています。どこかのお店で定価が提示されて陳列されているわけでもAmzonで売っているわけでもございません。
と、思ったらAmazonで丸太売ってましたwww

とはいえ、実際は市場から仕入れてAmazonで売ります。
シーズンになると、バイヤーたちが丸太を買い付けに来ます。そして、競りが行われ購入金額が決まるのですが、もちろん需要の少ない木材は価格が下がり需要の高い木材は価格が上がります。

 

ここで、需要の高い木材とは、

✓ 加工が楽
✓ 寸法が安定する(乾燥後の「あばれ」が少ない)
✓ 木目や色がきれい などなど

こういった木材は、価格が高くなる傾向にありますが、供給量が多すぎると価格は下がります。

2.フローリングのサイズによる価格

これは、加工後のサイズの事です。同じ木材でも加工後のサイズによって製品の価格が変わってきます。(丸太の大小による価格は、フローリングは小さな丸太でも製作可能なため割愛させていただきます。)

下の図を、ご覧ください。

この場合ですと、この木材からは、幅が90mmのフローリングは製作できますが、補修が不可能な大きさの節(ふし)がある場合は、幅が120mmのフローリングを製作することはできません。また、長さが半分のものでしたら、3本製作可能で、より効率的になってくるので同じ原材料からでも製作できるフローリングの数(㎡数)が変化してきます。

これを、「歩留まり」といいます。サイズの大きなフローリングを作ろうと思うとどうしても歩留まりが悪くなってしまうため、価格が上がってしまう傾向にあります。

弊社のアカシアフローリングも、同じ仕上げ、樹種でも幅が90mmの製品と120mmの製品では㎡あたりの価格は幅が90mmの製品の方が安くなります。

3.節の有無による価格

一つの丸太からフローリングを製作した後に、節の大きさや数、色の違いなどで「グレード分け」と行っています。グレード分けの一例をご紹介します。(このあたりはメーカーにより若干の違いがあります)

等のように分類分けして、A、B、C、Dの順番で値段が下がってました。

弊社の場合は、すべての無垢フローリングで「節あり、色ムラあり」グレードで販売しております。最近では、節があっても気にされないお客様が増えたのと、グレード分けをしてしまうと、特定のグレードだけ残ってしまい非効率になってしまうという意図もありグレード分けをせずに販売しております。

過去にグレード分けをしておりましたが、カットサンプルではグレードの違いを説明することができず苦労した事もありました。。。
ちなみに、ABCDというとどうしてもDグレードが「程度が低い」というイメージを持たれるためあえてABCDという分類を使わない風潮にもなっています。ABCDは上下ではなくあくまで「節の大きさ」や「数」の分類というだけなので品質には影響ありません。

4.仕上げによる違い

弊社の場合ですと、

無塗装 → UVクリア塗装 → オイル塗装

の順番で高くなっていきます。

無塗装を選択し、現場にて塗装をした場合は、塗装済の商品を購入するよりも割高になってしまいます。

最後に.何を基準に選べばよいか?

これは、一概に金額だけで「このフローリングを選びなさい」というものはありません。
無垢フローリングで重要なのは、価格が高いからと言って性能があがるわけではないという事です。例えば、ユニットバスやキッチンなどの住設は値段があがると様々な機能が使えるようになり、値段と性能が比例します。しかし、無垢フローリングは天然の素材を生かした建材です。高いものほど手触りがいいとか、傷がつきにくいとかということはありません。

以上のことから、フローリングを選ぶ際は、まずは予算を決めその中から自分のライフスタイルや部屋全体のコーディネートを考えてから選ぶことをお勧めしています。

価格以外の選び方については、次回以降ご紹介したいと思います!

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