リラックス効果が期待できる！無垢フローリングの家

2022-05-20

無垢フローリングに使われる天然木は、木の香りや肌触り・木目などに、リラックス効果があると言われています。

現代人は、自然に触れる機会も少なく、ストレス社会の中で疲れた毎日を過ごしている人も多いのではないでしょうか？今回は、無垢材にはどんなリラックスや癒しの効果があるのか、無垢フローリングの種類や特徴を紹介します。

木の香りから手触り・目や耳などの五感で感じる、無垢フローリングによる身体に与える影響も解説しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

無垢フローリングの種類と特徴

無垢フローリング

無垢フローリングの代表的な種類は、パインやスギ・ヒノキのような柔らかい「針葉樹」と、オークやチーク・ナラといった堅くて耐久性が高い「広葉樹」の2種類があります。

切り出した天然木を乾燥して、加工したフローリングのため、木材の持っている特徴の「香り」や「温かみ」など五感で味わえます。

そんな無垢フローリングの主な特徴は次の7点です。

無垢は常に呼吸しており、自然素材特有の調湿効果があります。乾燥している冬場は木材が持っている水分を排出し、部屋を潤してくれるでしょう。

反対に、梅雨時のようなジメジメした時には湿気を吸収し、部屋を快適に近づける効果もあります。素足で歩いた時の肌触りの気持ち良さを、一度体感してみませんか？

それでは、無垢フローリングが与えるリラックス効果について、次の章からご紹介します。

無垢フローリング

森林浴の癒し効果は良く知られていますが、その癒しの正体は木の香り成分「フィトンチッド」と言われています。フィトンチッドの「フィトン」は植物を意味し、「チッド」は殺す力を表し、ロシア語の2つの言葉からなる俗語です。

フィトンチッドは、虫や細菌から身を守るために、樹木が自ら作り出し発散している物質で、抗菌・殺菌・鎮痛などの作用が含まれています。人間にとっても、血圧が下がり脈拍も落ち着くなど、自律神経を安定させる効果があり、ストレスを緩和させてリラックスできます。

特に、パインやヒノキといった針葉樹はフィトンチッドの発散量が多く、ヒノキ風呂やヒノキまな板として多く利用されるのはそのためです

木の年齢が作り出す木目は、「1/f（えふぶんのいち）」ゆらぎと呼ばれる、リズムを表しています。

自然界に存在する「規則正しさ」と「不規則さ」が、ほどよく調和したパターンのことで、「1/f」ゆらぎには「人の心を安心させる」リラックス効果があると、証明されています。

知らないうちに、海の波の音や川のせせらぎ、木の葉が風で揺れる音や鳥の鳴き声など、耳に聞こえてくると心地よいと感じる経験をしていませんか？

無垢フローリングの部屋で過ごしていれば、自然に木目が目に入ることで、「1/f」ゆらぎの効果で「温かく柔らかな印象」を与え、リラックス効果を長時間期待できます。

無垢の木目には、上記にもありましたように「目で見ること」で、落ち着きや安らぎを与えてくれます。木材の細胞には微妙な凸凹があり、光を吸収しすぎず光の反射が少ない性質を持っているので、まぶしさを軽減してくれます。

無垢は人に有害な「紫外線を吸収」し、「体を温める赤外線を反射する」効果があるので、視覚的に癒しを与えるなど目に優しい木材です。

また、木材には「音を適度に吸収してまろやかにする」効果があり、音がいつまでも響かず適度に反射するため、耳にもやさしい素材と言えるでしょう。

以上のように、無垢フローリングには五感に安らぎを与え、人間にとっては癒しをもたらす効果があります。

無垢フローリングの魅力は、年月を重ねていく度に、だんだんと深みのある色になっていく経年変化を楽しめます。小さな傷もだんだんと味わい深くなり、アンティーク調の家具のように、インテリアとしても魅力が出てくるのは、無垢材の特徴です。

家族で過ごした思い出と共に、経年による美しさがフローリングに馴染んでいくことで、心も癒されるのではないでしょうか？また、無垢の床材によってさまざま表情を味わえるのは、無垢フローリングの醍醐味とも言えます。

今回は、リラックス効果が期待できる、無垢フローリングの種類や特徴について紹介しました。樹木が持つ独特の香りには、気分を落ち着かせる効果があります。

また、目や耳・鼻などの五感にも優しく、血圧を下げたり心拍数を落ち着かせたり、健康面にも効果を発揮したりするなどメリットも多いのではないでしょうか？

忙しくてストレスを抱えた毎日の生活の中で、リビングや寝室などリラックスしたい部屋に、無垢フローリングを使用することで疲れも早く回復します。

木の香りのする無垢フローリングの家で、ぜひリラックス効果を体験してみてくださいね！