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無垢・複合・クッションフロアの特徴と選び方|初心者向けフローリングガイド

2025-08-30

無垢・積層・クッションフロア―解説します

(2025年8月30日にリライト)

家づくりを始めると、まず悩むのが床材選び。なかでも「フローリング」と一言で言っても、無垢・複合・クッションフロアなど、さまざまな種類があります。

本記事では、それぞれの特徴をわかりやすく解説しながら、「どれを選べばいいの?」という疑問に答えていきます。

e-KENZAIでは無垢フローリングを主に取り扱っていますが、この記事を通してご自身のライフスタイルや空間にぴったりの床材が見つかるはずです!

 

1. フローリングとは?基本をやさしく解説

アカシア無垢フローリング

フローリング=木質系床材とは?

「フローリング」とは、主に木質系の素材でできた床材のことを指します。住宅のリビングや寝室などでよく使われる床の仕上げ材で、木の見た目や質感を活かした仕上がりが特徴です。

木材そのものを使ったもの(無垢フローリング)や、合板を使ったもの(複合フローリング)、木目を印刷したビニール製のもの(クッションフロア)など、さまざまな種類があります。

一般家庭の床材でフローリングが人気な理由とは

昔ながらの畳やカーペットもありますが、現在の新築住宅ではフローリングが主流です。見た目の美しさはもちろん、掃除のしやすさや耐久性など、生活にフィットした利点が多いためです。

特に子育て世代や共働き家庭からは、「手入れしやすくて清潔感がある」と人気です。また、無垢材のフローリングはナチュラル志向・自然素材を好む方にも選ばれています。

2. 主な床材の種類と特徴

【無垢フローリング】天然木の質感と調湿力

無垢フローリング断面

無垢フローリングとは、一本の木から切り出した天然木100%の床材。自然素材ならではの香りや肌触り、経年変化を楽しめるのが最大の魅力です。

木には調湿作用があり、夏はさらっと涼しく、冬はほんのり暖かい快適な住環境をつくってくれます。化学物質の使用が少ないため、小さなお子様やアレルギーが気になるご家庭にもおすすめです。

【複合フローリング】安定性と価格のバランス

複合フローリング断面

複合フローリングは、合板などの基材に天然木の化粧板を貼った多層構造の床材です。見た目は無垢に似ていますが、構造が安定しているため反りや割れが起こりにくく、施工性にも優れています。

無垢材よりもコストを抑えられ、床暖房対応の商品も多いため、コスパと機能性を両立させたい方にぴったりです。

【クッションフロア】水回り向けのビニール素材

クッションフロアは、塩化ビニール製の柔らかい床材で、表面に木目やタイル風などのデザインがプリントされています。

耐水性に優れており、キッチンや脱衣所、トイレなどの水回りに最適。価格が手ごろでDIYにも人気ですが、重い家具でへこみやすく、傷がつくと補修できない点には注意が必要です。

【カラーフロア】プリント木目の特徴

カラーフロアとは、木目をプリントしたシートを基材に貼ったフローリングで、主に集合住宅や賃貸住宅で使われることが多いです。

本物の木のように見える製品もありますが、質感や足触りは無垢材には及ばないため、ナチュラル志向の方には物足りなさを感じるかもしれません。

3. 無垢フローリングの魅力とは?

無垢フローリングと子供

夏は涼しく冬は暖かい理由

無垢フローリングは、天然木ならではの調湿性や断熱性によって、一年を通して快適な温度環境を保てるのが魅力。特に夏はベタつきにくく、冬もひんやりしにくいため、素足でも気持ちよく過ごせます。

木材は熱伝導率が低く、外気温の影響を受けにくい性質があるため、冷暖房の効率アップにもつながります。

調湿効果とホルムアルデヒドの少なさ

木材は呼吸をしており、室内の湿度が高いときには水分を吸収し、乾燥しているときには水分を放出します。この天然の調湿効果によって、ジメジメや乾燥をやわらげてくれます。

さらに、e-KENZAIで取り扱っている無垢フローリングは接着剤の使用が少ないため、ホルムアルデヒドの放出も最小限。シックハウス対策としても安心して使える床材です。

木の香りによる癒し効果「フィトンチッド」

無垢フローリングの心地よさは、見た目や温度だけではありません。木から発せられる香り成分「フィトンチッド」には、リラックス効果やストレス緩和作用があるといわれています。

自然素材の香りに包まれた空間は、まるで森の中にいるようなやすらぎを感じられます。日々の暮らしの中で、ふと深呼吸したくなるような、そんな空間を作ってくれるのが無垢材の魅力です。

4. 健康・快適性の理由と実体験

素足で無垢フローリング

熱伝導率の違いが室温に与える影響

無垢材は熱伝導率が低いため、外気温の影響を受けにくく、夏の暑さや冬の冷えをやわらげてくれます。家の中でも温度差が出にくく、冷暖房の効率もアップするので、快適かつ省エネな暮らしが実現できます。

スリッパなしでも過ごせるやさしさ

足元に感じる温もりは、無垢材ならでは。肌ざわりも優しく、素足で過ごしたくなるような感覚を味わえます。冬でも床が冷たくなりにくいため、スリッパなしでも快適に過ごせるのが魅力です。

実際に感じた快適さ(キッチンとの比較)

筆者の自宅では、無垢フローリングの部屋とそうでない部屋があり、体感温度に明確な違いがあります。特にキッチンの床は無垢材ではないため、寒い季節にはスリッパが手放せません。

それに対して無垢フローリングの部屋は、同じ日でも暖かく感じ、長時間いても疲れにくいと実感しています。

5. 無垢・複合・クッションフロアの使い分け方

どの床材にもメリット・デメリットがあります。大切なのは、ご自身のライフスタイルや空間の使い方に合った素材を選ぶことです。

・自然素材の心地よさを重視 → 無垢フローリング
・コストや扱いやすさを優先 → 複合フローリング
・水回りや短期利用スペースに → クッションフロア

6. まとめ|床材選びで暮らしが変わる!

快適な住まいは足元から

床材は毎日触れるものだからこそ、快適性や安心感がとても大切です。無垢・複合・クッションフロア、それぞれの特徴を理解して選ぶことで、暮らしの質がグッと高まります。

実物を見て、触れて、選ぶ安心感

どんなに情報を集めても、最後は「自分の感覚」が一番の判断材料。気になる床材はぜひサンプルで確かめて、後悔のない家づくりを進めてくださいね。

e-KENZAIでは無垢フローリングを豊富に取り揃え、選び方のご相談も承っています。あなたにぴったりの床材がきっと見つかります。


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